水道の専門収録用語リスト:公衆用栓・硬度

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公衆用栓
一般の人々が公共の場所で飲料水を取るために使用できる設備や装置を指します。これらの設備は通常、公園、広場、街路、スポーツ施設、観光地、駅、バス停、学校、病院など、多くの公共の場所で見られます。公衆用栓は以下の特徴を持ちます。

●飲料水供給
公衆用栓は、一般的に飲料水を提供するために設置されます。人々はこれらの用栓から水を飲んだり、水筒を補充したりできます。
●設置場所
公衆用栓は、人々が頻繁に立ち寄る場所に設置されることが一般的です。これにより、水分補給が容易に行えるようになり、特に暑い季節や運動中に便利です。
●設計と機能
公衆用栓は、耐久性があり、水質を保つために適切に保守される必要があります。多くの場合、ノズルを備えた水飲み場が含まれており、一時停止ボタンや自動水流制御機能があることがあります。
●衛生面
公衆用栓の設計とメンテナンスは、衛生面に注意を払う必要があります。水の供給が清潔で安全であることが重要で、一般的に定期的な清掃や保守が行われます。
●緊急時の重要性
災害や緊急事態時には、公衆用栓は非常に重要です。人々が飲料水を確保できる場所として活用され、救援活動においても重要な役割を果たします。

公衆用栓は、地域社会の健康と福祉に貢献し、持続可能な水供給を提供するための重要なインフラストラクチャーの一部です。市民や訪問者にとって、必要な場面で水を提供する役割を果たしています。


硬度
水の性質の一つを示す指標であり、主に水質評価や処理に関連しています。水の硬度は、水中に溶解しているカルシウム(Ca^2+)およびマグネシウム(Mg^2+)イオンの濃度によって決まります。硬度は一般的に次の2つのタイプに分類されます。

●一般硬度 (GH General Hardness)
一般硬度は、水中のすべてのカルシウムとマグネシウムイオンを含む総硬度を指します。一般硬度は主に水道水や自然水源の評価に使用されます。水の硬度が高い場合、水中のカルシウムとマグネシウム濃度が高いことを意味し、水が「硬水」であると言われます。硬水は、石鹸が泡立ちにくく、水あかがたまりやすいという特性があります。
●総アルカリ度 (KH Carbonate Hardness)
総アルカリ度は、主に水中のカルシウムとマグネシウムに結びついた炭酸塩の濃度を指します。総アルカリ度は、水中の酸性度やpHの安定性を測定する際に重要です。総アルカリ度が高い水は、酸性成分に対する中和作用が高く、pHの変動が抑えられます。

水の硬度は、異なる用途に応じて重要な役割を果たします。例えば、硬水は飲料水としては問題ありませんが、洗濯や洗い物には適さないことがあります。一方、軟水(硬度が低い水)は石鹸と良く泡立ち、水あかの問題が少ないため、洗濯や洗い物に適しています。
水の硬度を測定し、必要に応じて処理することで、特定の用途に最適な水質を確保できます。水の硬度は一般に「ppm(パーツ・パーミリオン)」または「mg/L(ミリグラム/リットル)」の単位で表されます。硬度試験キットや専用の測定器を使用して測定することができます。



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